- 山口
- この連載が終わっても、蒙古斑革命という私たちの旅も続きますね。ユーラシア大陸の東側、アジアの東の端の日本という国に生きる人々の根底にある美学の核のようなものを、これからもずっと見つめていきていたいと思います。仕事の表現の中で少しでもその片鱗を形にできればと思っています。どうしようもなく美しいと思う、どうしようもなくこれを選んでしまう、それはおそらくDNA がなせる技だと思うので。
- 高木
- そうですね。終わってしまうのは寂しい気もしますが、これってほんの一部、第一幕にすぎないんです。
- 山口
- ほんとうに、ほんの一部なの。
- 高木
- さわりにすぎないから、これからも続けていくと思う。そうしてこの連載を読んでくれた人が、一人でも多く、この蒙古斑革命に加わってくれればいいと思います。
- 山口
- 雑誌の中から飛び出して、さらに出会いの輪を沢山広げていけると素敵ですね。頑張りましょう。
インタビュー 2007年6月
構成:下田敦子 (再構:星野圭一)